綺麗な人、かっこいい人ってみんな姿勢が良いと思いませんか?
テレビや映画などをよく見て下さい。年齢関係なく活躍する素敵なタレントさん、モデルさんなどで姿勢が悪い人はいないと思うんです。
でも街中で色々な人を見ると、残念ながら姿勢が良くない方を沢山お見掛けします。
姿勢が悪いとどんな影響があるのか、また姿勢を良くする方法などを詳しくお伝えしていきます!
Contents
姿勢が悪いことのデメリット
姿勢の悪さで男女共に特に多いのが猫背です。
肩が前に出て背中が丸まっているのが猫背の姿勢。ストレートネックやスマホネックと言われる首が前傾している状態にもなってしまいます。
原因は、長時間のデスクワークやスマホの見過ぎ、骨盤の歪み、運動不足などです。
そして若い女性に時々見られるのが反り腰です。腰がそり過ぎている状態で、筋肉や腰骨に負担がかかってしまっています。
気持ちへの影響
寒さが厳しい日など、ついつい方に力が入って、猫背になりがちではありませんか。他にも自信がない時や気分が落ち込んだ時、ネガティブな気分の時などはうつむいたり、身体を丸めがちです。
猫背になると、頭を支える首の骨(頸椎)が歪み、この部分を通る脳脊髄液の流れが滞りがちになるため脳への栄養が不足します。すると頭痛や集中力の低下などが起きるのですが、その他にも自律神経に影響を与えて、自律神経失調症や抑うつ症状が現れることもあります。
「心と体はつながっている」とか「病は気から」なんて昔から言われていますが、姿勢と気持ちはお互いに影響しあっています。
これは人の身体に組み込まれた本能のようなものとも言われていますが、姿勢によって気分も変わると海外の大学の研究でも結果がでています。
体への影響
猫背だと胸が開かないため呼吸が浅くなり肺のような内臓機能を弱めます。呼吸が浅くなると全身の血流の流れが悪くなり、基礎代謝も下がってきます。
そして基礎代謝が下がると「太りやすい体質」になってしまいます。
また、血流が悪くなることで、冷えだけでなく疲労物質も溜まっていきます。そうなると乳酸や老廃物が溜まりやすくなり、むくみやすくなったり疲れが取れにくくなってしまいます。また、下垂体への血行が悪くなることでホルモンバランスも乱れてしまいます。
他にも肩こりや腰痛などの原因にもなります。
見た目への影響
猫背かどうかで見た目年齢が4~6歳老けて見えると調査の結果がでています。
猫背姿勢であごを出し、黙々とデスクワーク。こんな習慣では、顔に下方向への力をかけ続け、顔のたるみを加速させてしまいます。背中の筋肉は頭や顔の皮膚を引っ張る働きをするからです。
それに、バストとお尻は垂れてお腹もぽっこりでてしまいます。せっかくオシャレをしても台無しです。
上記のように血行不良の状態も続くので、肌荒れやシミ、くすみ、しわが増えてやすくなることも老けて見えることの原因なのかもしれません。
姿勢を良くすることのメリット
座ったり立ったりしている時にどのように身体の位置を保つかということは、身体を形作る全ての動作の基礎になるものです。また、身体にかかる負荷に対して身体がうまく適応できるかどうかは、その姿勢にかかっています。
本当に正しい姿勢は、骨や筋肉のバランスがとれた状態です。なので体への負担も非常に軽くなり、元気な身体になっていきます。
気持ちも前向きに
50代、60代でも姿勢が美しい人は若々しく見えるし、きっと気持ちもポジティブで元気な人なんだなと思いませんか。
背筋を伸ばして胸を広げ目線を上げると、自然と気持ちも前向きになって活力が湧いてくるといわれています。
姿勢を正すことで脳に「元気だ」という信号が送られて、落ち込んだ気分になりにくくなることも大学の研究でわかっています。
体も中から元気に
姿勢が良くなることで、呼吸がしやすくなるので循環機能が向上し、脳や身体への血流が増えて内臓や神経にもいい影響をあたえます。
正しい姿勢をとろうとすると自然と筋肉や関節にかかる負担が最小限になるので、余分な力や凝りがとれてリラックスでき、疲れにくい体になります。
また体幹も鍛えられるので、基礎代謝もアップして太りにくく痩せやすい体になれます。
見た目もきれいに
背筋をスッと伸ばし、堂々と振る舞う女性は、とてもかっこよくて美しく見えます。
姿勢を意識できると、次第にボディラインも変わります。ウエストは自然と引き締まり、バスト&ヒップアップにもつながります。
見た目年齢も驚くほど若返り、洋服の着こなし方も変わります。「美人は姿勢だ」と主張する人もいるほど、姿勢の良し悪しは全体の印象を左右します。
「姿勢のよさ」は確実に「印象のよさ」につながると思います。
姿勢を良くする方法
良い姿勢になる為のチェックポイント
- 天井から頭のてっぺんへ引っ張られている感じで
- 軽くあごをひく
- 肩や首はリラックス
- 胸を広げる
- お腹を引き締める
- 背骨は緩やかなS字カーブを描くように
- 足の土踏まずから親指の付け根にかけて重心を置く
- 体の中心軸を意識する
日常生活で出来ること
悪い癖を見直す
足を組む、ほうづえをつくなどついてしまっている癖を見直しましょう。
固めの寝具で寝がえりをしやすいように
人は寝ている間に数十回寝返りを打ち、体の歪みをリセットしています。そのため、柔らかく体が沈み込む低反発系などの寝具はなるべく避けて、寝返りのしやすいやや硬めのマットレスがいいでしょう。
体幹を鍛える
正しい姿勢を保つにはそれを支えるインナーマッスルを鍛えることが必要です。
特に姿勢改善に良いエクササイズは、体が本来持っている機能を正しく使う」ことを目的にしているピラティスです。
適度な運動
いくら良い姿勢でも長時間同じ姿勢で静止したままだと、身体に負担になってしまいます。やはり適度な運動は必要です。筋肉を使うことによって、効率的に身体を支えるのに十分な筋力を保つことができます。
また、適度な運動は筋肉だけでなく、骨、内臓、脳、関節などほかの身体のすべてにメリットもあります。
上に挙げたピラティスも良いですが、誰でも身軽におこなえるウォーキングやラジオ体操などもおすすめですよ。
簡単!膝立ちチェック法
膝立ちもおすすめです。体に近い膝で体重を支えることで、自然に背筋が伸びるはずです。この感覚を覚えて、普段の生活でも意識することを始めてみてください。
まとめ
姿勢がよくなることで、気持ち、見た目、身体と本当にいい事づくめです。ぜひ出来る事から試してみて下さい。